この記事は、 Vim Advent Calendar 2012 の83日目(!)の記事です。
昨日の記事は ujihisa さんの「unite.vimのfile_recで無視リストを追加する」。
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こんばんは。 目に優しい黒背景が大好きなcocoponです。
エディタの配色って大事ですよね。 見やすさは、コーディングの速度に直結します。
黒背景のvimを全画面表示にすれば、自然とテンションも上がってきますね。
黒背景のカラースキームといえば、迷うことなく「jellybeans」をオススメしてきました。
クールながらも落ち着いた、絶妙な配色。
はじめて出会ったときは、その完成度に圧倒されたまま「一生ついていく」と心に決めたスキームでありました。
しかし、気になる点もいくつかありました。
例えば、JavaScriptの正規表現。
黒背景に濃いピンクは、結構みづらい。 複雑になりがちな正規表現パターンを、目を細めて見なければならないのはちょいとツラいですね。
例えば、HTMLやmarkdownのタイトル。
jellybeansらしからぬ、どこか違和感のある緑。
そんな中、最近出会ったのが「hybrid」。
「Tomorrow Theme」と「jellybeans」と「solarized」の、いいとこどりなスキームだそうです。
jellybeansと比べると彩度は低め、やや寒色系に振っている感じ。 前記の不満も解消されており、非常に好印象です。
Vimを使いはじめてから変えたことのなかったjellybeansの座を、はじめて奪ったスキームになりました。
今まで試してきたカラースキームの中から、ぐっときたものをご紹介しておきましょう。 あなたのハートにどストライクなものが見つかるかもしれません。
jellybeansと比べると、ぐっと彩度が押さえられています。 渋い色合いが、コーディングに安らぎを与えてくれます。
黒背景のクールさとパステルカラーな柔らかさを併せもつ、ステキスキーム。
RailsCasts という、Ruby on Railsに関する映像配信サイトで使用されているものの移植だそうです。 配信向けだからでしょうか、くっきり見やすいですね。
明るい配色も持っている、マルチなスキーム。
切り替えるには、 :set background light
と打ちましょう。
元に戻すには、 :set background dark
。
無難にいい感じに仕上がっています。 何となくサラダに見えるのは自分だけでしょうか。おなかが空いているだけか。
他のものと比べると、ややハイライトの彩度が強いスキーム。 シャキっとコーディングができそうです。
一際強い色を放つスキーム。全体的によい配色なのですが、個人的には空白文字の赤色が受け入れられませんでした。
というのも、Vim本体のアップデートで、設定項目が増えることがあります。 最近の例では、「CursorLineNr」。 ハイライトされたカーソル行の番号の色なのですが、指定しないとキッツイイエローになります。
こ、これはいかん!
自分で修正してもよいのですが、本家が追従してくれると安心して使えますね。
これは、jellybeansのドキュメント。 ステキですね 🙂
最高の黒背景カラースキームを探し求める旅はまだまだ続きます。 よいものをご存知の方、ぜひ教えてください!
NeoBundle 'nanotech/jellybeans.vim'
NeoBundle 'w0ng/vim-hybrid'
NeoBundle 'vim-scripts/twilight'
NeoBundle 'jonathanfilip/vim-lucius'
NeoBundle 'jpo/vim-railscasts-theme'
NeoBundle 'altercation/vim-colors-solarized'
NeoBundle 'vim-scripts/Wombat'
NeoBundle 'tomasr/molokai'
NeoBundle 'vim-scripts/rdark'
明日、Vim Advent Calendar 2012の84日目は mittan さんです。 よろしくお願いします…って、もう上がってる!? → (Vimmer養成ギプス)
その後、カラースキームが好きすぎて、Webアプリをつくってしましました。よろしければこちらもどうぞ。
さらにその後、カラースキームが好きすぎて、自分で作ってしまいました。よろしければこちらもどうぞ。