前回は、ふわっと広がるエフェクトができるところまでお話しました。 まだ電卓にすらなっていないLlumino。
今回は、目的とコンセプトを決めて、電卓になるまでのお話です。
触り心地のよいボタンはできた。 できたけれども、これをどう活かせばいいんだろう?
ボタンが並んでいる。
等間隔に並んでいる。
どこかで見たことあるような…。
こ、これだ!
Calqumの計算エンジンは、「CalqumCore」として本体とは独立させています。
きちんと分離しておいてよかった。 これを組み込めば、電卓のできあがりや…!
目的は「計算をする」に決まりました。 さぁ、次はコンセプトを決めよう。
さて、どんな電卓に仕上げよう。 改めて、現在のプロトタイプを見直してみます。
あくまでエフェクトの検証用なので、影や模様などの飾りはありません。 でも、これが逆に、結構カッコイイ。 このまま、フラットなデザインを追求してみるのもありかもしれない。
今回いちばん重視したいのは「触り心地」。
機能は最小に、触り心地の核であるエフェクトを、人に自慢したくなるレベルで仕上げよう。 ただし、使いやすさは犠牲にしない。
こうしてLluminoは、「フラットな外観で、触り心地のよいシンプルな電卓」を目指して進んでいくことになります。
つづく。