2024年の振り返り、先の見えない2025年

2025-01-05

いまさらながら、昨年の振り返りと2025年について。最後には仕事募集のお知らせがあります!

2024年

  • 新年早々、仕事を失う
  • うさぎ作家、はじめました
  • 239万円を寄付

新年早々、仕事を失う

アメリカを中心としたレイオフの流れを受け、大きめのプロジェクトが終了してしまい途方に暮れているところから2024年がスタートした。とはいえ無職をやっている場合ではない。買ったばかりの家のローンを返済せねばならないのだ。労働…!

各種SNSで仕事募集の呼びかけをしたところ、ありがたいことに複数お話をいただき、しばらくは安泰となった。

(しかしこれは束の間の平穏であった)

人のつながりを取り戻す

受託開発がメインの働きかたをしていると、有事の際にもっとも頼りになるのは人のつながりだ。コロナをきっかけに引きこもりを加速させていたことを反省し、今年はもっと人と会いにいこうと心に決めた。

年の前半はPodcast normalize.fmに出演させてもらったり、勉強会DIST.42に参加したり、ご無沙汰な人たちと会ったりしたが、無事に仕事を得られてからは再び大人しく過ごしてしまった。

うさぎ作家としての活動をスタート

うさぎと暮らして数年になるが、毎日かわいい。こんな完璧な生物って他にいない。

天使・・その名はナナチャン

この溢れるかわいさを表現すべく、デザイナー/イラストレーターである妻とユニットFLUFFLOP(フラッフロップ)を結成。うさぎ作家としての活動を本格的にスタートした。

3月にはうさフェスタ、5月にはデザフェス、同じく5月にRebekka Special Month(委託出展)、10月にはうさぎDays(委託出展)と、イベントづくしの1年となった。

デザフェス出展の様子

広報はX/TwitterInstagramBlueskyThreadsmixi2などなど、分散しつつある各SNSで同時に展開。 特にX/Twitterはいくつかの投稿(例1例2)がバズったこともあり、フォロワー数は10年以上運用してきた個人アカウントのそれを抜いて現在5,400弱まで伸びている。

もともと自分がツイッター村の住人だったからか、BlueskyをはじめとするTwitter系列は比較的やりやすいのだが、Instagramだけは本当にわからない。地道に投稿を続けてようやく600フォロワーを超えたが、いまいち決定打に欠けるといった感触だ。

また、うさぎの保護活動をしているふじみ野うさぎハウスへ定期的にグッズを提供し、売上を全額寄付するという体制も確立できた。

うさぎという動物は鳴かない(そもそも声帯がない)ため静かで、金額も犬猫に比べてずっと手頃であることから、気軽に飼われ、そして遺棄されることが多い。うさぎと暮らす身として、この問題に何かしらの形で取り組みたいという思いを抱いていたので、想定よりもずっと早く保護活動への支援が開始できたのはとてもうれしい。

Sushipico Setの寄付が完了

2022年に展開したプロジェクトSushipico Setの売上に関して、総額およそ239万円の寄付を完了した。

寄付先は主にオープンソース(OSS)のプロジェクトで、その目的はOSS活動への還元と、歪んだ構造への問題提起となっている。 さまざまな事情が重なり寄付が遅れてしまったが、法定通貨とのレートが乱高下するなか、悪くないタイミングで実行できたのではないかと思っている。

本件が仕掛かり中であることがずっと心の重荷になっていたので、ようやく解放されてすっきりした気分だ。

2025年

  • 新年早々、仕事を失う(再び)
  • うさぎ作家活動、続きます
  • 人目につくのが大事
  • AIやばい

新年早々、仕事を失う

複数のプロジェクトが相次いで終了し、今年もまた新年早々仕事探しからのスタートとなってしまった。人生〜〜!

いちおう話が進んでいる案件はあるものの、まだはじまったばかりなので何ともいえない状況だ。仕事募集の詳細については、最後のセクション「お仕事相談募集中です」で触れたい。

新年開ウンうさみくじ

新年限定のコンテンツとして、Webブラウザー上で手軽に遊べるおみくじを制作・公開した。現在は公開を終了しているが、一連の流れを動画に残している。

これはGodotというゲームエンジンを利用し、Web用にエクスポートするという手法で開発している。

年末の22日あたりに突然思い立ち、仕事の傍らほぼ1週間で完成させた。特に大きな問題もなくブラウザー上でそのまま動いたのは驚きだった。技術の進歩ってすばらしい。よい時代に生まれたものだ…

このコンテンツを作った目的は、ゲームエンジンの技術調査というのがひとつ。もうひとつは、うさぎ作家アカウントのソーシャルぢからの強化。

反響は、想定よりは控えめであったものの、それでも多くの人が遊んで結果をシェアしてくれた。結果の詳細については別途、作家アカウントのほうから記事を出したいと思っている。そのうち。

『うさぎとぷーぷ』のリリース

うさぎとうんぴを愛でるアプリ『うさぎとぷーぷ』を制作中である。うさぎ飼いは皆、彼らのコロコロうんちまで好きなのだ。(諸説あり)

はじめはモバイル(iOS/Android)向けを想定していたが、ちょっと迷走・停滞していたため方針転換。よりコンパクトなものをPC(Windows/macOS)向けにリリースする予定で開発を進めている。2025年の夏にはリリースしたいと思っているのだが、間に合うだろうか。

Ko-fiで開発ログを更新しながら進めているところだ。

人目につく(バーチャルでも可)

人のつながりってメンテナンスが必要だ。どんなに親しくしていても、しばらく会わないだけですぐ他人に戻ってしまう。

その文脈において、単純接触効果は偉大だと思っている。やはり直接、さらに何度も会うということが持つ重みは、悔しいけれども想像以上に大きい。

そしてこの効果は、バーチャル越しでも一定量あるのではないかという仮説を自分は持っている。YouTubeで何度も見かけるあの人に、妙な親近感を覚えてしまう…みたいなやつ。つまり、SNSに定期的に顔を出しているだけでも、十分に作用するのではないか。

家庭の事情であまり外に出られないのだが、どんな些細な進捗でも小ネタでも、SNSに投稿してみるのがよいのかもしれない。とにかく人目につくことで、人とのつながりをアップデートし、親近感を持ってもらえる可能性が高まる。

孤独だった一人暮らし時代は、人とのつながりを求めてSNSにかじりつき、ブログを書き、アプリを作り、勉強会で発表していた。いまそれができていないのはきっと、あるていど満たされてしまったからなのだろう。理由は何にせよ、昔できていたことなのだから、もう一度歯を食いしばって試してみたい。

AIの猛進

AIの勢いが止まらない。

個人的な感情としては、AIが生成するものは絵にしてもコードにしてもあと一歩の詰めが甘く、ちやほやされている現状にモヤモヤというのが正直なところであった。「その成果物で満足しちゃうの…」という、主に人間側へのモヤモヤである。でも世の中ってずっとそんな感じだった気もするし、AIの性能はものすごい速さで向上しているのだから、一個人の抱える小さなこだわりなんて、そのうち飛び越していってしまうのだろう。

どんな時代が来ても食いっぱぐれないよう、エンジニアリングからUIデザインまで幅広く手がけてきたつもりであったが、どの領域もそう遠くない未来にAIによって奪われそうな雰囲気がじわじわと、しかし着実に浸透してきており、途方に暮れている。

コーディングにしても、GitHubのCopilotであれば「なかなか便利だよね〜(でもライセンス的にちょっとグレーそうだし業務では様子見かな)」くらいで済んでいたが、AI時代のエディターと謳われるCursorを触ってみたところ、いよいよこれはやべえなといった気分になってきている。

自分がAIを使う側になることでしばらくは能力をブーストできそうだが、それでもエンジニアリングやUIデザインの技術力を切り売りする時代って、もうそう長くはないのかもしれない。

それじゃあAIに奪われないもので、自分が提供できる価値って何だろうというのを、このところずっと考えている。もししばらく仕事が見つからない状態が続くならば、未来のための模索をする1年になるのかもしれない。

先の見えない2025年

そんなこんなで、今年も仕事を探すところからスタートという波乱万丈な幕開けとなってしまったが、めげずに手を動かしながら、次の一歩を考えていきたいと思っている。

お仕事相談募集中です

2025年1月現在、お仕事を募集しております。

Webのフロントエンド開発やWebサービス・ネイティブアプリのUIデザインが主領域ですが、企画からデザイン、開発、運用、広報に至るまですべての領域を広くカバーしており、そのバランス感覚を武器としています。これまでの実績についてはAboutページをご覧ください。

作りたいもの・実現したいことが何かありましたら、メール cocopon at me.com や、X/TwitterのリプライやDMなどでお気軽にご相談いただければ幸いです。

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