書籍『ピクセル百景 現代ピクセルアートの世界』に掲載されたのでご報告です。
最初にお話をいただいたときは、単なる作品集のようなものかと勝手に思っていました。もちろん、全編カラーで紙質もよく作品集としても十分な仕上がりとなっています。
そして内容を読んでみると、作品そのものにとどまらず、ピクセルアートの成り立ち、技術的制約からの出発、表現手段としての昇華…といった、作品をとりまく周辺環境もほどよくカバーされていることに気づきます。
豊井さんやm7kenjiさんら先駆者へのインタビュー、各作家の原体験である「INPUT」や、制作へのこだわり「OUTPUT」。ドット絵のいまを紡いでいる作家の皆さま一人一人の歴史が詰まっており、ドット絵を嗜む者として興味深く読み込むことができました。
掲載されるメンバーも把握しないまま承諾したため、いただいた見本誌をみて腰が抜けました。この伝説【レジェンド】のような方々と一緒に載っているとは…?
1ミリの謙遜もなく、場違いでは/申し訳ない/他にもっとふさわしい人がたくさんいるのでは…などいろいろな感情が交錯しましたが、せっかくお声がけくださったこともあり、こうして掲載されている次第です。
胸を張ってここにいられるよう、もっと精進せねばと思ったのでした。