左右分離型のキーボードの橋渡しをしてくれる「TRRSケーブル」。一体どこで売られているんだろう?上質なケーブルを探し求めた旅の記録です。
これです。分離型のキーボードの左右を橋渡ししてくれる大事なケーブル。その正体は特別なものではなく、オーディオなどでも利用されている汎用的なもの。ただし、**4極(端子の先端に3本の筋が入って4分割されている)**であるという点には注意が必要です。
ケーブルの仕様については、同じく左右分離型であるErgoDoxについての発表資料が詳しく解説してくれています。
先日組み上げた自作キーボード「Orthodox」に付属するケーブルは20cmほどしかなく、左右分離型の魅力が半減してしまっています。先輩方のキーボードを眺めていると、ナイロンだったり金属だったりと、とにかくよい質感のケーブルを使われているので、自分もそんな世界に仲間入りしたかったのです。
国内のネットショッピングといえば真っ先に思い浮かぶAmazonですが、意外にもTRRSケーブルの取り扱いは少なく値段も高め。いい感じのものが見つかりません。
外観はそこそこなんだけど、1.5mは長すぎるんだよなー。
一番やっかいなのが「4極」という仕様。これさえなければバリエーションも多く簡単に見つかるのですが…。
Amazonでは見つからないと判断し、身近にヘビーユーザーがいる「AliExpress」をあたってみることにしました。
AliExpressは、中国の巨大企業「阿里巴巴(アリババ)集団」が運営する通販サイト。品数が多くて、安くて、とにかく圧倒されます。
さっそくTRRSケーブルを探してみましょう。「trrs」「3.5mm」「cable」「audio」「4 pole」「male to male」などなど、思いつく限りのキーワードで検索すると…。
めっちゃ出てくる!!!!フゥー⤴⤴
海外発送なので届くまでに時間がかかること、個々の価格がそれほど高くないことを踏まえた結果、気になったTRRSケーブルを大人買いしてしまいました。大人なので。
条件はこんな感じです。
全体的に「ちゃんと使えるのか?」という不安があったため、念のために購入した飾り気のないタイプ。
良くも悪くも想像どおりで、より質感のよい他のものがあれば使わないかなーといった感想。
ナイロン製、ケーブルと金属で色が統一されている。なかなかいい感じで質感も申し分ないが、色合いの問題で自分のOrthodoxには似合わなかった…😭
金属。見た目が重いし実際重い。もう少しシンプルなものを注文したはずが、売り切れだったらしく型番違いの派手なものが届いてしまった。後ほど返品するので未開封。予想以上に存在感があったので、返品で正解だったもな…という印象。
黒端子+赤ナイロンで、標準付属のケーブルと同色。意外にも一番しっくりくる色合いだった。長さも質感もいい感じ。
…といった感じで、上質なTRRSケーブルを探し求めた旅の記録でした。みんな、どこでいい感じのケーブルを探して買っているのだろうか?