2013年も無事、横浜iPhone勉強会(yidev)をスタートすることができました。
conferenceWithDevelopersという巨大なイベントと競合したにも関わらず、多くの方が足を運んでくださり、とてもうれしく思います。
開始直後に、なんと むらかみさんからエナジードリンクの差し入れが!
KLabさんから差し入れ!ありがとうございます! #yidev pic.twitter.com/vZ2kY8UBUN
— 𝔑𝔞𝔬𝔱𝔬 🤔 𝔎𝔬𝔦𝔡𝔢 (@naoto_koide) February 23, 2013
キャリーケースを引いていたので、気になってはいたのですが…。 皆でおいしくいただきました。ありがとうございました 🙂
トップバッターは、 むらかみさんによるCocosBuilderの解説。 ところどころに動画を挟んでいて、ツールの有用性がとてもよく伝わってきました。
CocosBuilder Flash みたいでたのしそう #yidev
— dealforest (@dealforest) February 23, 2013
CocosBuilderは、Cocos2dの画面をグラフィカルに作成できるツール。 タイムラインを使って直感的に動きを作っていく様子は、Flashによく似ている印象。
CocosBuilder Flash みたいでたのしそう #yidev
— dealforest (@dealforest) February 23, 2013
改めて見るとFlashよりExpression Blendに近いUIだ。 #yidev
— Masayuki Iwai (@myb) February 23, 2013
日本語の資料はまだまだ少なく、詳しいチュートリアルも英語のみ。 そこで、むらかみさんがチュートリアルを掲載しているサイトに働きかけたところ、日本語訳を担当することになってしまったそう。
そんな経緯で、CocosBuilder入門のありがたい日本語訳が完成しました。 むらかみさんの方角に感謝を捧げながら、このありがたい資料を参照しましょう。
2番手は、 sumyappさん。 お題を変更して、「ストアに蔓延するアダルト系アプリは、どのように審査を回避しているのか?」についての考察。
テーマ自体はアレですが、考察内容はいたってマジメ。 広告の選び方など、普通のアプリに活かせる内容もありました。
結論は、「審査回避はダメ。ゼッタイ。」 皆でルールを守らないと、どんどん住みづらい世界になってしまうよ…ということでした。 最近では、スクリーンショット差し替えの件が思い出されますね。
これはまーちさん向けの内容w #yidev
— Masayuki Iwai (@myb) February 23, 2013
審査通過前と通過後でサーバから挙動を変更させる作りになっている #yidev
— yutaka (@ytka) February 23, 2013
じょーほーしょーざいとしてうれるのでは #yidev
— あきお | 旅するエンジニア (@akio0911) February 23, 2013
やそしまさんによる、「アプリのためのサウンド作り」。 個人的にはちょうど音関係で悩んでいたこともあり、とてもうれしい発表でした。
Pro Tools というソフトで、効果音をつくる過程をデモしてくれました。
ライブサウンドメイキング! #yidev
— Masayuki Iwai (@myb) February 23, 2013
デモのあとは、「でも」→「お高いんでしょう?」の流れ。 実際のところ、やっぱりお高いようです。ざんねん。
MacBook24万、ProTools6.3万、プラグインエフェクト9万、オーディオインタフェース10万、効果音ライブラリ&検索ソフト90万、その他2〜30万円也… #yidev
— cocopon (@cocopon) February 23, 2013
とはいえ、無料で試せるツールや、手の届くレベルのものもあるようです。 sfxr、使ってみようかな。
sfxr - A simple sound effect generator - Google Project Hosting : http://t.co/hTs8jpMehf #yidev
— あきお | 旅するエンジニア (@akio0911) February 23, 2013
cfxrというソフトもあるけど、効果音がビロビロってなる?ウヮンウヮンってなる?説明むずい http://t.co/R4OZMw5RF3 #yidev
— cocopon (@cocopon) February 23, 2013
そのあとは、Pure Dataという、オーディオのビジュアルプログラミング的な環境の紹介。 音源やエフェクトをブロックとして置いて、それぞれをつないでいく感じ。 とても面白そうでした。これも触ってみたい。
Pure DataってQuartz Composerの音声版みたいな感じか。 #yidev
— kimito_k (@kimito_k) February 23, 2013
kimito_k @kimito_k Pure DataってQuartz Composerの音声版みたいな感じか。 #yidev
15:25 - 2013年2月23日 kimito_kさんの他のツイートを見る Twitter広告の情報とプライバシー 効果音をつくるときに気をつけることも教えてくれました。 人が聞き取りやすい周波数や、デバイスによって異なるスピーカーの位置…。 プロの世界の片鱗を見ることができました。
おお、やっぱり iPhone と iPod touch とではスピーカーの音域が違うのね。 #yidev
— 熊谷 友宏 (@es_kumagai) February 23, 2013
効果音を作るときは、等ラウドネス曲線を意識するとよい。2k〜4kHzが特に聞こえやすい http://t.co/g8JoF5vgqU #yidev
— cocopon (@cocopon) February 23, 2013
やそしまさん、オーディオテクニックの基礎知識がすごすぎる。こういうの、実際に使い込んで壁に当たるまでぜんぜん知り得ないんですよね。貴重です。 #yidev
— 熊谷 友宏 (@es_kumagai) February 23, 2013
ちなみに、やそしまさんの所属するAppBankGamesでは、サーバーサイドのプログラマを絶賛募集中とのことです。 腕に覚えのある方はぜひ。
AppBankGamesではサーバプログラマを募集中!! #yidev
— takayama (@takayama) February 23, 2013
くまがいさんによる、iPhone5が突然つながらなくなった事件の顛末について。 つながらない機器や状況から原因をどんどん絞り込んでいく様子は、とても臨場感がありました。 ネットワークの基礎についての解説資料はとても気合が入っており、必見です。
(君のハートにping! とか思いついたけど、使いどころがない) #yidev
— Masayuki Iwai (@myb) February 23, 2013
内容が濃くて、すごい資料だったなぁ。 #yidev
— Hiroaki Asai (@integra) February 23, 2013
低レイヤーの魔術師ふじかわさんによる、Bluetoothを使ったハックについての紹介。 iOS5から導入されたCore Bluetoothを使うと、より手軽にBluetoothを活用したアプリが作成できます。
ふじかわさんは、BluetoothのGATTの仕様書を読み込み、無線マウスからデータを受信、マウスカーソルをiPad上に再現していました。 色んな応用ができそうで、夢が広がります。さすがや…。
iOSでBTマウスの、擬似マウスカーソル動かすデモ。たのしい #yidev — ともひこ(生々しいプログラマ)さん (@tmokita) 2013年2月23日
擬似マウスカーソルは外部ディスプレイ出力と組み合わせると面白いかも #yidev
— くえび (@nek023) February 23, 2013
うめもとさんによる、「NSAttributedString」の解説。 NSAttributedStringは、iOS6から使える飾り情報のついたNSString。 一部だけ色を変えたり下線をつけたり、多彩な表現が可能となります。
NSAttributedStringでモテモテ・・・だと!? #yidev — ともひこ(生々しいプログラマ)さん (@tmokita) 2013年2月23日
しみずさんによる、「iOSの広告収入最適化」。 広告系を渡り歩いてきた経験に基づく、アプリ組み込み広告の各社比較は、貴重な情報が満載でした。
nendが一番いいらしいぞ! 収益性の安定感抜群と。 #yidev
— takayama (@takayama) February 23, 2013
6月 #yidev
— 👾 ぬん 👾 (@nun_) February 23, 2013
しかしまぁ、ええ声でしたね。関係ないね。
最後は、大阪から来てくれたくえびさんによる「TokenFieldの実装」。
彼はまだ学生でありながら、既にTweetRackというTwitterクライアントをリリース。 開発もデザインもこなす、スーパー大学生なのです。
発表は、メールなどでよく見る「Token Field」の実装について。 既存のものは、デザインがいまいちだったりライセンス料が発生したりと、よいものがない。 それならつくろう!…ということで彼が作りあげたのが、「QBTokenField」。
デザインはiOSに自然になじみ、並び替えなどの挙動にもこだわりが見られます。 すごいエンジニアになりそうだ…!
お、TweetRackじゃねーの #yidev
— あきお | 旅するエンジニア (@akio0911) February 23, 2013
すばらし| questbeat (Katsuma Tanaka) github.com/questbeat/ #yidev — ともひこ(生々しいプログラマ)さん (@tmokita) 2013年2月23日
最後は少しだけ時間が余ったので、普段の疑問を会場のスーパーハカーにぶつける「雑談コーナー」。 まったくのノープランでしたが、それなりに盛り上がったのでよかった。
何事もなければ、また4月あたりに開催したいと思います。 皆さまのご参加をお待ちしております 🙂
Googleグループ: Yokohama iPhone Developers