「何かをつくってやろう」というクリエイティブな気持ちを維持するのは、なかなかむずかしい。 この前の3連休は、何だかやる気が湧いてこなかった。
そんなとき、何気なく寄った無印良品で、このシャープペンに出会う。
ごく普通の、製図にも使えそうな形のシャープペン。 でもそれがなぜか、とても心に残っていた。
家に帰ってから、頭の中のイメージを絵にしてみる。
…うまくいかない。 ほんの少しでも角度がおかしいだけで、違和感が全体に広がってしまう。
なるほど。
格好良いシャープペンをつくるのは、そう簡単なことではない。
それでも、参考資料の力を借りながら、なんとか形にする。 デザインの素人は、仕上げるまでに時間がかかるのだ。
普段何気なく使っている文房具にも、作り手のプライドと魂が込められている。
たまたま出会った1本のシャープペンから、大事なことを教わった気がする。