新しいiTunes、バージョン11が来ましたね。 もうアップデートしましたか?
今回はデザインが大幅に変更されたこともあり、反応も賛否両論のようです。
自分が真っ先に感じたのは、ウィンドウ上部の「落ち着きのなさ」。 この違和感は、空白の取り方に原因があるのでは…。
ということで、自分なりに考察してみます。
「ボタン」について考えてみましょう。 例えば、三角マークが入った再生ボタン。
これだと、バランスがおかしい…? こんなギリギリなボタン、現実世界でもあまり見かけないですね。
これくらいがちょうどいい。 つまり、心が落ち着くボタンには、余白が必要なのです。
これを思い出しつつ、ウィンドウの右上を見てみましょう。
下矢印ボタンがありますね。 アイコンと余白に、色をつけてみます。
うーむ。 下矢印ボタンと右上ボタン列の間隔に余裕がなくて、ちょっと窮屈な印象。 左上の、再生ボタン列も同じ。
「直してみる」とは恐れ多いですが、やってしまいましょう。 余白の間隔を統一して、リズムを出せるように意識してみます。
完成イメージは、こんな感じ。
前より収まりがよくなったのでは…と、個人的には思っているのですが、いかがでしょうか。
余白は目に見えないので、軽視されがちです。 でも、ヒトの無意識を導く、とても重要な要素なのです。
デザイナーではない自分に、余白の大切さを教えてくれたのは、この本でした。
実践的で、とても分かりやすく解説されています。 おすすめです。