iPhoneのホーム画面。 そこに並ぶアプリのアイコンたち。
それだけといえば、それだけ。
でも、目を凝らしてじっと見つめると、見えてくる世界があります。
真っ白な壁紙を設定してみます。
アイコンの後ろに影が落ちていますね。 つまり、アイコンは光を遮り、**確かに「そこにあるもの」**なのです。 こんな感じ。
影はかなり薄くてぼやっとしているので、壁紙とは一定の距離があるはず。 (別の影も重なっていますが、今回は省略します…;) Dockの上面を見ると、アイコンの置かれた位置がわかりますね。
今度は一番手前に注目してみましょう。
Dockの側面は画面の幅ぴったりに見えるので、ホーム画面の奥行きは、おそらくDockの奥行きと同じくらい。 こんな感じでしょうか。
もう一度、影を見てみましょう。
影は下の方に落ちていますね。
背景を暗くして、光の反射を見てみます。 純正のアイコン、例えば App Store を見てみると…
上端が白色に、キラッと強く反射しています。
つまり、白色の光が、画面の上方向から入ってくるのです。
ここまで書いてきたことは、見ればわかる当たり前のこと。 「そんなこと知ってるよ」と思う方も多いはず。
でも、そんな当たり前のことが、アイコンをデザインするときにとっても大事なのです。
次回に続きます。