ここぽんのーと

コードとデザインの境界に生きるエンジニアの、雑多な記録帳。

横浜iPhone勉強会(yidev) 第2部完 〜 思い出語りと勉強会主催のススメ

2014/06/22, cocopon

先日、横浜iPhone勉強会(yidev)の第15回を開催しまして、今回をもっていったん主催を卒業することになりました。よい機会なので、この数年を振り返った思い出話をつらつらと書いてみました。

yidevの歴史

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yidevこと横浜iPhone勉強会とは、@takayamaさんが立ち上げたとても歴史のある勉強会。メーリングリストを遡ってみると、記念すべき第1回が開催されたのは2009年10月のようです。すごい。

2009年10月というのは、日本でiPhone 3GSが発売されて間もないころ。2008年7月にローンチしたApp Storeはアプリ数6万5000本を超え、ますます勢いを増していきます。

個人制作のアプリが数十万ダウンロードされるという事例もちらほら出始め、金脈目指してゴールドラッシュに参入する開発者が急激に増えていった時代です。

とはいえ、当時は開発のための情報がかなり不足しており、個人のノウハウが共有できていませんでした。この状況を打開するために立ち上がったのがyidev、というわけです。
 

学生時代にはじめて参加した勉強会

当時学生だった自分は、iPod touch発売のニュースを見て驚きました。全面タッチパネルという前例のないインタフェース。自分の開発したソフトウェアが手のひらで動く感動。なけなしのバイト代を注ぎ込んで、学割キャンペーンでMacbook + iPod touchを購入しました。

「とにかく何か作って、1秒でも早くApp Storeに参加しなきゃ…」という思いに駆られ、単に作りやすそうという理由で電卓アプリの開発に着手。

日々の開発ネタをTwitterでつぶやきiOS開発の「ネット友達」が増えていく中で、yidevの存在を知り興味を持ちはじめます。

自分も一緒に勉強したい!

けれども、当時グループの説明文にあった「講習会じゃないからね :D」(訳: あなたも情報を提供する側です。受け身で来るべからず)という一言が重くのしかかります。今の自分に提供できる情報なんて、何もない…。散々迷いましたが、勇気を出して声をかけてみます。

このときがyidevの第2回。自分は意外と古参だったようです。

はじめて行ったときの会場の空気、「この人があの有名な@takayama氏か!」という感動は今でも鮮明に覚えています。

発表してみた

学生にとって、横浜(やたら遠い)への交通費と参加費2,000円は結構ツライもの。yidevは発表すると参加費が免除になるので、「会場代節約」という目的で発表することにしました。セコいですね。

「節約のためにも」なんてわざわざ言わなくてよろしい。

でも、どんな理由であれ、このとき発表しておいたのがとてもよかった。「こんなネタでもみんな受け入れてくれるんだ。発表していいんだ」という感覚が得られたのは、今でも大きな財産になっています。

yidev冬の時代

徐々にiOS開発者人口も増えてくると、会場が狭いため補欠が出る回もしばしば。

そんな順風満帆だったyidevですが、主催の@takayamaさんが引っ越すということで、第1部が終わってしまいます。

横浜在住の跡継ぎのかたがいるということで一安心したものの、多忙のため開催されず、そのまま半年が経過しました。「yidev冬の時代」です。

第2部始動

yidevが休止していてもiOS関連の勉強会は各地で開催されていたので、仲間に会えないということはありませんでした。…が、原点とも言うべきyidevが休止状態なのは何だか寂しい。また横浜でわいわいゆるゆる勉強したい。

待っていても変わりそうにないなら、自分が変えるしかない!
yidevにはじめて参加してから2年。時は流れ、卒業・就職した自分は横浜近辺に住んでいました。主催の条件は満たされている!

そんな経緯で主催を引き継ぎ、yidevの第2部を始動させます。みんなが喜んでくれたのが本当に嬉しかった。

主催をやってみて

それからほぼ2年、主催を務めました。うまくできたかどうかは、自分にはわかりません。

でも、主催をやってみてわかったことがたくさんあります。

まず、場を提供すること自体がすごくうれしい。準備はちょっとだけ面倒だけど、それ以上にみんなに会えるのがうれしいし、感謝の言葉もたくさんもらえる。これだけでも十二分、主催を務める価値がある。

それと、顔を覚えてもらえること。
はじめの挨拶や進行を務めるということは、嫌でも前に出るわけです。たくさん仲間がいる中で、みんなに自分という存在を知ってもらうことができる。とても大事なことです。

…といった感じで挙げていったらキリがないけど、引き受けてみて後悔するような要素はありませんでした。もしあなたが迷っているのなら、とにかくやってみることをオススメします。その一歩が、自分の世界を広げていくのです。

yidevの第3部に期待

学生時代にはじめて参加した勉強会で主催を引き継ぎ、そして卒業。時間が経つのは早いものですね。感慨深いです。

yidevは第2部が終わってしまいましたが、きっと誰かが引き継いでくれるでしょう。第3部がはじまり、また横浜に集結できることを楽しみにしています。

落ち着いたら、渋谷あたりでもまた主催をやりたいなぁ。

自分の役目はひとまずここまで。支えてくださった皆さま、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。