Lluminoができるまで(2) – アプリの目的とコンセプトを決める

2013-04-27

前回は、ふわっと広がるエフェクトができるところまでお話しました。 まだ電卓にすらなっていないLlumino

今回は、目的とコンセプトを決めて、電卓になるまでのお話です。

触り心地はよい。それで?

触り心地のよいボタンはできた。 できたけれども、これをどう活かせばいいんだろう?

ボタンが並んでいる。

等間隔に並んでいる。

どこかで見たことあるような…。

前作のクミタテ電卓「Calqum」

こ、これだ!

Calqumの心臓「CalqumCore」を組み込む

Calqumの計算エンジンは、「CalqumCore」として本体とは独立させています。

きちんと分離しておいてよかった。 これを組み込めば、電卓のできあがりや…!

目的は「計算をする」に決まりました。 さぁ、次はコンセプトを決めよう。

コンセプトを決める

さて、どんな電卓に仕上げよう。 改めて、現在のプロトタイプを見直してみます。

あくまでエフェクトの検証用なので、影や模様などの飾りはありません。 でも、これが逆に、結構カッコイイ。 このまま、フラットなデザインを追求してみるのもありかもしれない。

今回いちばん重視したいのは「触り心地」。

機能は最小に、触り心地の核であるエフェクトを、人に自慢したくなるレベルで仕上げよう。 ただし、使いやすさは犠牲にしない。

こうしてLluminoは、「フラットな外観で、触り心地のよいシンプルな電卓」を目指して進んでいくことになります。

つづく

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